新植は地拵えされた林地に苗木を植えます。鍬を使い約2m間隔で穴を掘り植栽していきます。しっかりと踏み固めないと枯れてしまいます。
植栽された苗木は雑草より生長が遅いため放置しておくと苗木に日光があたらなくなり成長を遅らせてしまいます。そこで周囲の雑草を刈り取る作業を下刈と言います。
雪圧によって倒状した幼齢木を起こし、縄などで固定して木を垂直に育てる作業です。雪解け後直ちに作業しないと、幹の肥大成長が生じてもとに戻らなくなったり、幹に傷がついたりします。
無節の良質材の生産を主目的として枯れ枝や、ある高さまでの生き枝をその付け根から除去する作業です。枝打ちの第一目的は、無節の材の生産ですが、それと同時に年輪幅など年輪構成の優れた材の生産にも効果があります。
また、林内の光環境を改善し下層植生の欠乏を防ぐなど林分の健全性にプラスします。
植栽木が大きくなってくる頃には、成長を邪魔するかん木も多く生えてきます。そのため植栽木の成長を妨げる他の樹木を伐る作業です。被害木、生長が見込まれない植栽木を伐る作業を言います。
林地に苗木を植えてから15~20年位経ち、木々が成長してくると、林の中が混み合い、隣どうしで枝葉が重なりあうようになります。この状態ではそれ以上枝・葉を広げることは難しくなり、お互いに成長を阻害してしまいます。そこで一部の木々を抜き伐る(間引く)ことにより枝葉を広げる空間をつくる作業です。残された木は枝葉を広げることができ、より多くの光が降り注ぐようになって、健全に成長するとこが出来ます。
また、枝打ちと同様に、林内の光環境を改善し下層植生の欠乏を防ぐなど林分の健全性にプラスします。
間伐などの施業や、山林の管理作業などを効率よく行う為に山に道を開設します。
5~10年間隔で間伐作業を繰り返す中で市場などで販売できる太さになった木を搬出し、少しでも収益を出します。用途に合わせ丸太を造材し搬出を行ないます。建築用材からバイオマス材まで有効利用を行なっています。最近では高性能林業機械を利用して行い低コストで行います。木材を有効活用することが、収益をもたらし森林の環境保全につながっていきます。
植栽後、目標としていた木の太さ、長さになり利用できるようになった立木を伐採、収穫することをいいます。間伐と同様に用途に合わせ丸太を造材し搬出を行ないます。
間伐と同様に高性能林業機械等を利用して、安全で効率的な作業を行ない木材を有効活用し収益をあげ、皆伐後は再び植林をし循環型施業を行います。
地拵えは植林をする所を整える最初の一歩です。 苗木の生育環境をよくするために行います。かん木や伐採した木の枝などを片付けて整地し苗木を植える準備をします。
間伐や皆伐作業終了後、作業面積を測ります。最近ではGPSを用いた方法が主流です。また、作業道では開設した距離を測ります。